第8回「人・形 展」

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「人・形 展」にむけて等身大とは違う何かを作ろうと画策し、例によって発泡スチロールで造形開始。


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ん~、展覧会一ヶ月前にこの状況ではやや厳しそう・・・


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羽根を付けたら少しは見栄えが良くなったかな?


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作っているのはローマ神話に登場するアモール。 ギリシャ神話に出てくるエロースと同一なので、実はかなりエッチな奴です。


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久々の石膏型取り。 正直やりたくない作業。


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う~ん、面倒くさい。 この後FRPで成型した訳ですが、地球防衛を頑張りすぎて結局タイムアウト。
仕上げはダメダメ。 売れなかったら手元に置いて仕上げの続きをやる予定です。


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そうこうしてたら「人・形 展」初日になってしまいました。


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一年ぶりのOAZO。 都会ですなあ~


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おおっ、吹き抜けロビーのポスターには以前作った我が人形が! 写真写りは良いようです。


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んん~む、バックの布がシワシワで、早速ガーナベイビーズにダメ出しの直撃をくらいました;;


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頑張って、等身大用のヘッドを一点試作。 昨年制作した試作ヘッドを更に煮詰めてみました。
目を開かせ、ドールアイの色を通常のブラウンからダークブラウンへ。併せてアイの大きさをΦ24mmから26mmへ変更。 大人の事情により販売価格が高めですので、この仕様は今回の「人・形 展」用ワンオフとしましたが、初日に売約済みとなりました。 ありがとうございました。
量産化の際には、ドールアイに変更を加える予定です。


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試作ヘッドなので名前はまだ付いていません。


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「人・形 展」 どうぞご高覧ください。


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東京駅至近です。 丸の内線大手町駅からも近いですよ。

9/19、21、22、24 は11:00~16:00の時間帯で在廊していると思います。 たぶん。 
ではでは宜しくお願い致します。

# by zl900eliminator | 2013-09-19 10:27 | NEWS

マネキン製作Ⅲ

さて、どんだけ間が空いてんだよって感じですが、前回の続きです。
制作期間は10日程度でしたのでとっくに納品も終ってるんですが、制作記録ということで・・・;

旅に出てしまったケンちゃん(佐藤製作所さん=溶接屋ケンちゃん)からハガキが届きまして、今現在、群馬の山奥にある某ダム上流、自然豊かな清流の傍らで好きなギター作りをしながら生活をしているとの事です。
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頑張れケンちゃん!
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で、マネキンです。
どんどんカットしていきます。
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写真は腕の二面カット原形とその抜け殻。
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どんなに節約しても、材料(スチロール)の5~8割程はゴミと化します。
抜け殻は産業廃棄物として廃棄します。
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左は二面カットしただけのもの。右はナイフによるカービング作業で形を整えている途中のもの。
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なんとなく沢山出来てきました。
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ボディーもなんとなく。
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一度に4体作るのは少々飽きますが、晩酌を楽しみにせっせと彫ります。
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ある程度切削が進んだらサンディングペーパーで表面を整え、腕とボディを仮付けします。
肩接合部分に段差があるのは、接着してから形を整えられるよう肩側を大きめに作った為です。
摺り合わせ後に、肩周辺のボリューム調整をします。
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今回は上半身だけの依頼でしたので、これでほぼ完成です。
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主役となる商品(肌着)を着せてみました。
片腕は着せ替えの為に着脱式にしています。
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実際にディスプレイされて・・・
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久々のディスプレイ仕事で楽しかったです。
本当はゴジラとか恐竜とか妖怪とかSFチックなものとか作りたいんですけどねー。
あ、幻獣とか作ろうと思ってます。

で、今は創作人形用図面起こしの真っ最中であります!

# by zl900eliminator | 2013-07-01 23:24 | 造形

マネキン製作Ⅱ

さて、前回の続きです。

データをプリンター用OHPフィルムに出力します。
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ここで、昔懐かしいOHPの登場です。おそらく今時の子供達は知らないんじゃないかと思われますが、踏鞴房では現役で活躍してくれてます。
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型紙を作る為の実物大トレス作業です。
データはデジタルなのに、投影機材はOHP! なんというアナログな作業でしょうか。
多少の歪みを気にしつつもスチレンボードに粛々とトレスしていきます。
せめてDLPプロジェクターが欲しいところですが、OHPが現役である以上買い換えるわけにはいきません。
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トレス作業が終ったら、正面と側面の位置合わせの為の基準線を設定します。
型紙は最終的に切り離すわけですが、対象となるEPS(発泡スチロール)ブロックに転写する際の前横の位置合わせに必要なラインです。
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型紙が完成したら切り離して、各々のパーツを切り出すブロックに転写します。
削り出して形を作っていく作業では昔から行われている工程で、ヨーロッパの石像や日本の仏像なども同様に前後左右の型紙を作成してから彫刻作業に入ったようです。
(写真はボディーが既に切り出されています。)
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EPSブロックのカットアウトにはニクロム線を上下に張った専用テーブルを使用します。
EPSの硬度や厚みに合わせて、使用するニクロム線の太さや温度を変更します。
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ボリュームを落とし過ぎない事と熱による溶けシロを考慮して、罫書線のやや外側を切っていきます。
踏鞴房のカットテーブルは、最大1200mmの厚みに対応しているので、かなりの大きさのブロックのカット作業が一人で行えます。
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カットテーブルは特注品です。
製作したのは当時入間に工房を構えていた金属加工専門の「佐藤製作所」さん。製作所といっても踏鞴房と同じく一人だけの工房。
金属加工全般を神業のごとき職人技でこなす青年でしたが、生活するに必要な最低限の収入以上の仕事はしない人で、一部では創作業界のスナフキンとも呼ばれていました。かなり精度の高い仕事をする人で、極偶に製作されるフルハンドメイドのオリジナルギターも非常に完成度の高い逸品です。


その佐藤製作所さんの技術がこの部分にも表れています。
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ワンオフの削り出しパーツに、納品されてから10年以上を経た今でも惚れ惚れしてしまいます。
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佐藤製作所さんは今年に入って群馬の人気のない山奥に移り住んだと伝え聞きました。
もはやスナフキンではなく仙人の域なのかもしれません。


写真の枚数制限を超えた様なのでこの続きはまた次回。

# by zl900eliminator | 2013-03-28 14:32 | 造形

マネキン製作

久々にディスプレイの仕事依頼がありました。

「ストレッチT用上半身女性マネキン」を4点製作して欲しいとの要望。
製作期間は正味10日程度。
まずは要望に合わせてラフスケッチを描いてみます。
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スケッチを基に3Dソフトでポーズの考察。
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ムービング機能で体型を調整しつつ、様々な角度で検討。
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指の曲げ具合や開き具合なども調整。
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腕単体のデータも作ります。
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ポーズが決まったらスクリーンショットで保存し、フォトショップで正面図と側面図を作成。
昔ならここまでの作業は全てイメージを基に手描きで行っていたので随分楽になったものです。
それでも3Dプリンターのある時代に図面を作成するというのはかなりアナログな作業ではありますが。
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各データをOHPフィルムに出力。
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次回はEPSに転写する作業をご紹介したいと思います。

# by zl900eliminator | 2013-03-21 23:30 | 造形

メンテナンス

造形作業をやっていると、製作に使用する諸々の道具をメンテナンスしなければならない場合があります。
たとえば、成型するためのFRP型を組むときに使うボルト&ナットも然りで・・・

ポリエステル樹脂がボルトの溝にこびり付き、錆も浮いて非常に使い難くなっています。
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そこで、伝説のワイヤーカップ先生のご登場です。(ブラじゃありません。)
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満を持して、得意技であるウルトラコークスクリューアターック!を披露する大先生。
ヴウィーンッ!
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あっという間に汚れを剥ぎ取られたボルトちゃん。
ちょっと恥ずかしそう。
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間髪いれず、こっちも
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グヴウィーンッ、とやられてスッキリ。
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最後に錆止めと離型用途でシリコンスプレーを吹き付けられ
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次の出番を待つ次第。
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傍らでは、事務所に新人として入ったプランツカーボンヒーターのお陰で出番の無くなった20年物のハロゲンヒーターが、作業を温かく見守ってくれているのでありました。
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# by zl900eliminator | 2013-02-08 15:04 | 閑話